M Visuals LogoM Visuals
ホーム商品ライブラリギャラリーブログクリエイターガイドコミュニティアプリ

© 2025 M Visuals. All rights reserved.

M Visuals活用シーンブログ利用規約プライバシーポリシーよくあるご質問特定商取引法に基づく表記
  1. ホーム
  2. ブログ
  3. 比較・検証
  4. DaVinci ResolveのCutページとEditページの違い ── 使い分けの判断基準
比較・検証DaVinci Resolve動画編集CutページEditページ比較

DaVinci ResolveのCutページとEditページの違い ── 使い分けの判断基準

公開: 2026年3月12日最終更新: 2026年4月23日
この記事の要点

Cutページはスピード重視の粗編集向け、Editページは精密な仕上げ向け。コンテンツの種類と工程で使い分けるのが効率的。

目次

  • はじめに
  • 設計思想の違いを理解する
  • Cutページ: 「速さ」を追求した設計
  • Editページ: 「精密さ」を追求した設計
  • 機能比較|何ができて何ができないか
  • 主要機能の比較表
  • タイムラインは共有されている
  • 使い分けの判断基準
  • コンテンツの種類で判断する
  • 編集工程で判断する
  • 「Cutページは初心者向け」は誤解
  • プロの現場でもCutページは使われている
  • 両方使えることがアドバンテージ
  • まとめ|要点を行動に

はじめに

DaVinci Resolveを起動して画面下部を見ると、「Cut」と「Edit」という2つのページが並んでいます。どちらも動画を編集するためのページですが、「何が違うの?」「どっちを使えばいいの?」と疑問に思ったことはありませんか?

結論から言えば、CutページとEditページは競合する機能ではなく、異なる目的に最適化された2つのワークスペースです。どちらが「上位」ということはなく、使い分けることで編集効率が上がります。


設計思想の違いを理解する

Cutページ: 「速さ」を追求した設計

Cutページは、Blackmagic DesignがDaVinci Resolve 16で追加した比較的新しいページです。その設計思想は明確で、「できるだけ少ない操作でカット編集を完了させる」ことに特化しています。

Cutページの特徴的な設計をいくつか挙げてみます。

  • デュアルタイムライン: 全体俯瞰と詳細編集を同時に表示
  • ソーステープモード: メディアプール内の素材を1本のテープのように連続再生
  • スマートインサート: 再生ヘッドの位置に自動で最適な編集を実行
  • 簡易トランジション・タイトル: よく使う機能にすぐアクセスできるパネル

これらの機能は、「ニュース映像の編集」「イベント当日の即編集」「大量のクリップからの素材選び」のような、スピードが最優先の場面を想定して設計されています。

Editページ: 「精密さ」を追求した設計

Editページは、DaVinci Resolveの伝統的な編集ワークスペースです。一般的なノンリニア編集ソフトのインターフェースに近く、細かいトリミング、複雑なトラック構成、高度なエフェクト適用に対応する機能が揃っています。

Editページならではの特徴は以下の通りです。

  • 多機能なトラックヘッダー: トラックのロック、表示/非表示、出力切替
  • インスペクタパネル: クリップの詳細なパラメータ調整
  • エフェクトライブラリ: トランジション、Fusionエフェクト、フィルターの完全なライブラリ
  • キーフレームエディタ: アニメーションの細密な制御

こちらは「時間をかけてでも高品質な仕上がりを求める」編集に向いています。


機能比較|何ができて何ができないか

主要機能の比較表

機能 Cutページ Editページ
基本カット編集 ○(高速操作) ○
マルチトラック管理 △(簡易的) ○(詳細管理)
トリミング ○(シンプル操作) ○(高精度)
トランジション ○(基本的なもの) ○(全種類)
テキスト・タイトル ○(クイックタイトル) ○(Fusion対応含む)
エフェクト △(限定的) ○(フルアクセス)
キーフレーム △(基本のみ) ○(詳細制御)
マルチカム ○(シンク&カット) ○(高度な切替)
オーディオ調整 △(基本レベル・EQ) ○(詳細ミキサー)

見てわかる通り、Editページの方が機能は豊富です。しかし、すべての編集でフル機能が必要なわけではありません。Cutページで十分に完結する作業を、わざわざEditページで行う必要はないのです。

タイムラインは共有されている

ここで押さえておきたいのは、CutページとEditページは同じタイムラインを共有しているという点です。Cutページで行った編集はEditページにそのまま反映されますし、逆もまた然りです。

つまり、「Cutページで粗編集 → Editページで仕上げ」というワークフローが自然に成立します。


使い分けの判断基準

コンテンツの種類で判断する

どちらのページを使うかは、編集するコンテンツの特性で判断するのが最もシンプルです。

Cutページが向いているコンテンツ:

  • Vlog、日常動画(テンポ重視のカット編集)
  • ニュース、報道系(速報性が求められる)
  • イベント記録(大量素材からの選択)
  • SNS向け短尺動画(シンプルな構成)

Editページが向いているコンテンツ:

  • チュートリアル動画(テロップ・エフェクト多め)
  • ミュージックビデオ(精密なタイミング調整)
  • 企業プロモーション(高度な演出)
  • 長尺ドキュメンタリー(複雑なトラック構成)

自分のYouTubeチャンネルでは、Vlog系の動画はCutページで粗編集まで終わらせてからEditページに移行しています。一方、チュートリアル動画は最初からEditページで作業します。テロップやエフェクトの配置が多いので、Cutページでは対応しきれないからです。

編集工程で判断する

もう1つの判断軸は、編集のどの工程にいるかです。

工程 おすすめページ 理由
素材の選別・ラフカット Cut ソーステープモードで素材を高速チェック
粗編集(構成決め) Cut デュアルタイムラインで全体を見ながらカット
細かいトリミング Edit フレーム単位の精密な調整
テロップ・エフェクト追加 Edit エフェクトライブラリのフルアクセス
BGM・SE調整 Edit オーディオミキサーの詳細制御
最終確認 どちらでも 好みで選択

ショートカットキーの戦略を両ページで使いこなせるようになると、ページ間の切り替えもスムーズになります。


「Cutページは初心者向け」は誤解

プロの現場でもCutページは使われている

「Cutページ=初心者向け、Editページ=上級者向け」という認識を持っている方がいますが、これは誤解です。Cutページはむしろ「速さが求められるプロの現場」を想定して設計された機能です。

報道や配信の現場では、撮影からわずか数分で編集を完了させなければならない場面があります。そうしたスピード重視の編集に特化したのがCutページです。

認定トレーナーとして講座で教える際にも、Cutページの効率性を実演すると「こんなに速くできるんですか」と驚かれることが多いです。初心者が最初に触るページとしてもとっつきやすいのは事実ですが、それは「簡易版」だからではなく「操作がシンプルに設計されている」からです。

両方使えることがアドバンテージ

DaVinci Resolveの強みの1つは、この2つの編集ページを持っていることです。状況に応じて使い分けられるのは、無料版とStudio版の比較で触れているように、DaVinci Resolveならではの柔軟性です。

両方のページに慣れておくと、プロジェクトの性質や締め切りに合わせて最適な編集環境を選べるようになります。


まとめ|要点を行動に

CutページとEditページは「どちらが上」ではなく、それぞれ異なる強みを持つ2つのワークスペースです。

  • Cutページはスピード重視の粗編集・素材選別に最適
  • Editページは精密な仕上げ・複雑な演出に最適
  • 同じタイムラインを共有しているので、両ページ間の行き来は自由
  • コンテンツの種類と編集工程の2軸で使い分けを判断する
  • 「Cutページ=初心者向け」は誤解。プロの現場でも活用されている

まずは次の動画で、粗編集をCutページ、仕上げをEditページで試してみてください。両ページの感覚がつかめると、編集の引き出しが確実に増えます。YouTuberエッセンシャルエフェクト2のようなエフェクトプリセットも、Editページで組み合わせると演出の幅がさらに広がります。

共有:
machosukeのプロフィール画像
machosuke

普通の会社員として働きながら、YouTubeチャンネル・プラグイン開発・講座・コンサルティングをすべて副業でゼロから立ち上げ。「普通の人でもできる」を体現しています。

YouTubeX

DaVinci Resolveプラグイン

映像制作のワークフローを効率化するプラグインをチェック

プラグインを見る

目次

  • はじめに
  • 設計思想の違いを理解する
  • Cutページ: 「速さ」を追求した設計
  • Editページ: 「精密さ」を追求した設計
  • 機能比較|何ができて何ができないか
  • 主要機能の比較表
  • タイムラインは共有されている
  • 使い分けの判断基準
  • コンテンツの種類で判断する
  • 編集工程で判断する
  • 「Cutページは初心者向け」は誤解
  • プロの現場でもCutページは使われている
  • 両方使えることがアドバンテージ
  • まとめ|要点を行動に

サムネイルで差をつけよう

YouTubeのクリック率を上げるサムネイルをAIで簡単作成。

サムネメーカーを試す

よくある質問

CutページとEditページで同じタイムラインを編集できますか?

はい、CutページとEditページは同じタイムラインを共有しています。Cutページで粗編集した内容はEditページにそのまま反映されますし、その逆も同様です。いつでも自由に行き来できます。

初心者はCutページとEditページのどちらから始めるべきですか?

動画編集が初めてならCutページから始めるのがおすすめです。画面構成がシンプルで、基本的なカット編集の流れを直感的に理解できます。操作に慣れてきたら、Editページで細かい調整を覚えていくとスムーズです。

Cutページだけで動画を完成させることはできますか?

はい、可能です。Cutページにもテキスト挿入、トランジション、簡易的なエフェクトの機能があります。短尺動画やシンプルな構成の動画であれば、Cutページだけで十分に完成させられます。

関連記事

DaVinci Resolve vs Final Cut Pro 徹底比較【2026年版】
比較・検証2026年3月18日

DaVinci Resolve vs Final Cut Pro 徹底比較【2026年版】

DaVinci ResolveとFinal Cut Proはどちらを選ぶべきか?価格・編集機能・カラー調整・音声編集・エフェクト・パフォーマンス・学習コストの7つの観点で徹底比較。YouTube制作・映像プロダクション・初心者それぞれのユースケース別に、認定トレーナーが最適な選択肢を解説します。

DaVinci Resolve Fusionテンプレートとは?活用メリットと選び方ガイド
比較・検証2026年3月12日

DaVinci Resolve Fusionテンプレートとは?活用メリットと選び方ガイド

DaVinci ResolveのFusionテンプレートは、ノードベースで構築された再利用可能なエフェクトやモーションのパッケージです。認定トレーナー兼プラグイン開発者として延べ5,000本以上を販売してきた立場から、OFXとの違いやFusionテンプレートの仕組みと活用メリット、選び方のポイントを解説します。

Vlog編集が3倍速くなるDaVinci Resolveワークフロー完全ガイド
比較・検証2026年3月11日

Vlog編集が3倍速くなるDaVinci Resolveワークフロー完全ガイド

DaVinci ResolveでVlog編集を高速化するワークフローを完全解説。素材の取り込みから書き出しまで、認定トレーナーが実際に使っている効率化の流れを公開します。カットページの活用、プリセットの戦略的運用、カラー調整の時短術まで、編集時間を3分の1に短縮する考え方をお伝えします。

DaVinci Resolve 軽くする チェックリスト|重いと感じたら上から順に試す
コンセプト解説2026年6月17日

DaVinci Resolve 軽くする チェックリスト|重いと感じたら上から順に試す

DaVinci Resolveが重いとき、原因を探すより先に「効果の大きい対処から順に試す」のが最速です。最適化メディア・プロキシ生成・スマートレンダーキャッシュ・タイムラインプロキシ解像度・再生品質・バックグラウンドアプリの整理まで、即効性の高い軽量化手順を副作用と所要時間つきのチェックリスト形式でまとめました。

DaVinci Resolve プロジェクト設定の正解|新規プロジェクトで最初に決めるべき設定
コンセプト解説2026年6月14日

DaVinci Resolve プロジェクト設定の正解|新規プロジェクトで最初に決めるべき設定

DaVinci Resolve の新規プロジェクトで最初に確定すべき設定を体系的に解説。タイムライン解像度・フレームレート・カラーサイエンスの選び方から、最適化メディアのフォーマット・キャッシュ形式・自動保存の設定まで、なぜその値なのかの理由とともに網羅します。設定を後回しにすることで起きる手戻りを防ぐための入門ガイドです。

DaVinci Resolve 書き出しできない原因と対処法【症状別に分類】
コンセプト解説2026年6月11日

DaVinci Resolve 書き出しできない原因と対処法【症状別に分類】

書き出しボタンを押したのに完了しない、エラーで止まる、ファイルが生成されない。DaVinci Resolveの書き出し失敗は原因が複数あり、症状によって対処が異なります。コーデック非対応・ストレージ不足・パスの問題・GPU/メモリ不足・無料版のコーデック制限など、主要な原因を症状別に分類して対処法とあわせて解説します。

姉妹サイト

サムネイル制作ブログもチェック

YouTubeサムネイルのデザインテクニック、AIを使った効率的な制作方法など、クリック率を高めるノウハウをお届けします。

サムネイルブログを見る